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Zaif(ザイフ) のビットコイン0円問題(2000兆円)の振り返りと再発の可能性

Zaif(ザイフ)は国内の仮想通貨取引所です。国内の取引所の中でもユーザー数はかなり多いですが、ある事件が発生しました。それが「0円事件」です。なんとビットコインが0円で、大量に購入出来る時間が存在したのです。今回はこの事件の原因、影響、そして今後の可能性についてまとめています。

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Zaif(ザイフ)で起きたビットコイン0円事件とは?

Zaif簡単売買

2018年2月16日に、仮想通貨取引所Zaif(ザイフ)の「簡単売買」サービスという販売所機能で、ビットコインが0円で21億BTCを購入できてしまったというシステム不具合が発生し問題となりました。

以下では、その詳細を見ていきます。

概要

2018年2月16日に、仮想通貨取引所Zaif(ザイフ)の販売所機能である「簡単売買」サービスで、システム不具合により、約20分間、ビットコイン及びモナーコインが0円で購入できる状態になり、実際に数名のユーザーが購入を行いました。

あるユーザーは、なんと21億BTCのビットコインが購入できてしまい、さらには、20億BTCについて売り注文が受け付けられ、実際に、板情報に掲載されました。

ビットコインの発行枚数の上限の2100万BTCをはるかに超えた数量が入力されたのに、システムではエラーとせず処理を続行してしまったのです。

株式市場でも2005年に「61万円1株売り」と入力すべきところを「1円61万株売り」と誤入力されたことに端を発し市場が大混乱し、みずほ証券は400億円の損害を被ったジェイコム株後誤発注事件がありました。

この事例でも、発行された株式の40倍以上の数量が入力されたにもかかわらずエラーとされなかったことが被害を大きくしています。

幸い、売り注文は成約せず、すぐにキャンセルされ実害発生には至りませんでした。

Zaif(ザイフ)による報告

Zaif(ザイフ)は、事件の発生を受けて、2018年2月20日に公式ホームページに「16日に発生した異常値の表示に関するお詫びとご報告」とする報告を掲載しました。

「発生時間」、「状況」、「原因」、「対策」、「その後の経過と現状」について説明が記載され、合わせてお詫びが記載されています。

この報告では、
  • 簡単売買においてゼロ円でも売買できてしまう状態が発生したこと

  • BTC/JPYの板情報に異常な値が表示されたこと

は記載されていますが、2100万BTCを超える取引を行ったことに関しては明確な説明はなく、批判を招いています。

原因はなんだったのか?

販売機能である「簡単売買」サービスの価格計算システムの異常発生時に、webシステム側でゼロ円でも売買できてしまうという不具合が重なったため、ゼロ円での仮想通貨の購入をエラーとできなかったのが原因とされています。

また、取引板に20億BTCの売り注文が表示された件に関しては、20億BTCという異常な数値を含む売り注文データをそのまま受け付けて表示したことが原因としています。

いずれも、かなり初歩的なシステム不具合と言えます。

Zaif(ザイフ)による対応

システムの不具合を修正して正常化度状態に戻すとともに、ゼロ円での取引については、顧客データをZaif側で修正して取引自体がなかったものとしたとのことです。

この根拠は、重要事項説明における「システムが算出しているビットコイン購入・売却価格が異常値となる可能性があります。異常値での取引成立が発覚した場合、当社の判断で当該取引を取り消しさせていただくことがございます。」との記載によるとしています。

すなわち、前述したジェイコム株後誤発注事件などを教訓に、Zaif側のシステムエラーによってZaifには損失が及ばないように規定しているようです。

なお、Zaifの報告では、実際に売買に関与したユーザ7名のうち6名には対応済で、1名と継続対応中となっていますが、その後完了したかは報告されていないようです。

ビットコイン0円事件による相場への影響は?

相場

0円で購入されたビットコインが他のユーザーに売られるという事態は発生しませんでした。

このため、当時のビットコイン相場にはほとんど影響は及ばなかった様です。

実際に20億BTCの売り注文が出されて売り板に掲載されましたが、この時の売り注文は指値でかつ価格は高めに設定されており約定に至らず、また、約定前にキャンセルされたとのことです。

仮に、売り抜けを狙って、20億BTCを少量のBTCに分割して成行きで売り注文が出されたら約定したことでしょう。

大量のBTC売りで市場は大混乱に陥ったでしょう。

また、合計で2100万BTCを超える売り注文が出されていたとすると、そもそも市場自体がおかしな状態となりBTC市場の存続にかかわる大問題になった可能性も否定できません。

こうした点については何の言及もありませんが、重要なヒアリハット事例として整理して業界で共有すべき事項のように思えます。

実際に一時的に2千兆円手に入れた男性の話

 実際に0円でビットコインを購入したユーザーの麺屋銀次さんは当時の状況をYouTube動画で公表しています。
経過をまとめると以下のようになります。
  • 簡単売買画面のBTC価格が0円であることに気づいた。

  • システムのバグと推察し、確認の意味で簡単売買で21億BTCの購入操作を行ったら、購入できてしまった。

  • 時価総額に2246兆円と表示されており、0円で購入したが時価総額は市場価格で算出された。

  • モナーコインも同じように価格は0円であった。

  • 20億BTCを高めの指値で売り注文を出したら、受け付けられて売り板に掲載された。

  • 売り注文はすぐに取り消した。

  • アカウントは三回ロックされ、保有資産は0円購入以前の状態に戻された。

  • これらの手続きについては既定のメールのみで、Zaifからは説明やお詫びは一切なかった。

重要事項に記載の通りに処理したということのようですが、もう少しユーザーに配慮した対応があっても然るべきと思われます。

この事件による周りの反応は?

仮想通貨の将来に大きな影響を及ぼすかもしれなかった、この事件に対する批判やZaif(ザイフ)の評判の変化などをまとめてみました。

批判の意見が多数

この事件に対するZaif(ザイフ)の対応ぶりについては、WebやTwitterなどで、多数の批判が寄せられており、適切な対応であったという意見はほとんど見受けられませんでした。

主な批判点は以下の2点です。

  • 事件の公表が遅い、あるいは公表しないつもりではなかったのか

  •  Zaifから事件が公表されたのは、発生から5日後のことでした。
     コインチェックのNEM流出事件では当日中に報告がなされており、公表の遅さに批判が出ています。
     また、実際に購入したユーザーが事件をYouTubeで公表していなければZaif(ザイフ)からは公表されなかったのではないかとの疑念も上がっています。

  • 0円購入者に対する対応があまりにも機械的

 実際に購入したユーザーについては、通常の問い合わせ対応以外の報告やお詫びは一切なかったとのことです。
 また、Zaif(ザイフ)の公表資料にも購入したユーザーに対する配慮は感じられません。

Zaif(ザイフ)の評判は?

来からサーバの処理能力に問題が指摘されていました。今回の0円問題ではシステム自体の信頼性が大きく揺らぎました。

また、今回の0円問題に続いてトラブルが続発しており、Zaifの信用問題に影響を及ぼしそうです。

  • 2月21日に、テレビCM効果によるサイト負荷の増大で成行注文を一旦停止

  • 2月24日に、サーバーエラーで注文不可状態とロスカットの連鎖によりBTC大暴落が発生したが、これに対する説明もなく、また、補償もしなかった。

この事件の再発はあるか!?

今回のような事件の再発は流石に防止対策が打たれていて、再発する確率は非常に低いと考えられます。

今回は、システムのバージョンアップに伴う作業ミスも考えられるとの意見もあります。

しかし、こうした点を含めたシステムの信頼性を強化するための抜本的な対策が取られたという報告はありません。

また、これまでも、Zaif(ザイフ)ではシステム障害が度々発生してます。

最近では2018年の5月に「BCH無限増殖バグ」事件というものも起きました。

今回のような大きな不具合はないとしても、取引に支障を及ぼす何かしらのシステム不具合の発生が今後も懸念されます。

まとめ【Zaif(ザイフ)0円事件】

BTC

Zaif(ザイフ)は、Zaifコイン積立や独自のトークンの発行など他の取引所には無いサービスを実施している大手の仮想通貨取引所です。

一方で、これまでの説明したようにサーバーの信頼性については不安が残ります。

価格が激しく乱高下している時にサーバ停止等のシステム障害で、買いたい時に買えない、売りたい時に売れないという状況が発生していますし、今後も再発することが懸念されます。

このように、Zaif(ザイフ)はメリットとデメリットがはっきりとしています。

仮想通貨取引所として利用する際は、この点を念頭に置いて利用する必要があります。

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