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イーサリアム(ETH)にEIP156で惰弱生を改善

アルトコインの一つ「イーサリアム」にEIP156という脆弱制を改善するシステム案があります。これにより今までハッキングなどでトラブルに遭うという危険性が大幅に低下するというメリットがあります。今回は、EIT156について説明します。

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EIP156はイーサリアム凍結の改善になるのか

イーサリアム凍結

イーサリアムの開発者が、バグの影響でウォレットが凍結した過去の被害を教訓に、失ったイーサリアムを復活させる新しいシステムを提案しました。

それが、今回ご紹介するEIP156と呼ばれる、システムの脆弱性に対応した改善案です。

 従来のブロックチェーン技術のルールを新しく変更し、コード無しで誤ったコントラクトから資産を取り戻すことを可能にするという趣旨なのですが、仮想通貨に詳しい有識者の意見は賛否に分かれています。

 果たして、一時的な救済処置とも取れるEIP156は、システムの脆弱性を改善する抜本的な対策になるのでしょうか。

 過去に巨額なイーサリアムが凍結された事件と絡めてみていきましょう。

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EIP156のシステムとは

 EIP156は、Ethereum Improvement Proposal(イーサリアム改善案)No.156の略語です。

 後ほどお伝えするある事件後に、イーサリアムの開発者であるVatalik Buterinが提案し、資産の被害を元に戻す復活システムと反響を呼びました。

EIP156が脆弱性を改善するその機能

 イーサリアムの開発者が考案したEIP156は、送金機能を持たないコントラクトや、プログラムのバグによって送金できなくなり、資金が凍結される問題を解決する手法です。

 この機能を利用することによって、ユーザーがアカウントにスタックしたイーサリアムを引き出すことが可能になります。

 例えば、コード無しの状態で誤って作製されたコントラクトから資金を引き出せるという機能なのですが、ここでキーワードになってくるのが「ハードフォーク」と呼ばれる手法です。

ハードフォークとは

 ハードフォークとは、従来のブロックチェーンを分岐させ、新しいルールを採用する方法です。
 
 簡単に説明すると、これまでのルールをやめて、新しい仕組みにすることで、凍結したアカウントから資金を取り出そうという方法です。

 ブロックチェーンは最初から一つに連なるデータの列なので、ハードフォークで新しいルールにした場合、古いルールとの互換性がなくなります。

 そのため、期日までにアップデートして対応しなければいけません。

プログラムの脆弱性を突いた二つの事件

プログラムの脆弱性

 なぜ、EIP156という改善案が必要になったのか。過去の事件をひも解くと、その答えが見えてきます。

 実物を持たないデータ状の取り引きに依存した仮想通貨を取り巻く環境、プログラムの脆弱性を狙ったサイバー攻撃による事件です。

 どちらも、時価総額がビットコインに次ぐ大きさのイーサリアムが凍結の被害に遭った事件で、多くのユーザーがツイッターなどのSNSでその不安を口にし、混乱を招きました。

パリティ事件の被害

 2017年7月、イーサリアムのウォレット「Parity」(パリティ)のバージョン1.5以降でプログラムの脆弱性が見つかり、ハッカーの被害に遭ったという事件の話題がインターネット上に駆け回りました。

 ウォレットに使用する、複数の秘密鍵でセキュリティを維持するマルチシグのコードにバグが見つかりました。

 脆弱性を修正したコードがユーザーに配布されたものの、その被害額は報道当時で153,000イーサリアム(33億円相当)に上ります。

 アップデートを済ませていないユーザーに対しては、イーサリアムのホワイトハッカーが救済を施しましたが、直近の11月に入って、再び事件が起きました。

 今度は盗難には遭っていないものの、企業がICOで集めたイーサリアムなど、300億円近い資金が送金もできないまま凍結状態になっているようです。

 原因は、7月の脆弱性発覚時に対応したはずのウォレットに別の欠陥が見つかったためです。

 具体的には、イーサリアムのブロックチェーンでトランザクションの実行者以外でも取り消しの作業ができるという内容になります。

 ハックングされることを恐れたパリティが問題を抱えるコアロジックを削除したことによって、ウォレットが凍結される結果になりました。

巨額な損失を生んだThe DAO事件

 パリティ事件から遡ること約1年前の2016年6月。当時の価値で約65億円が盗まれる「TheDAO事件」と呼ばれる大きなニュースが世間を騒がせました。

 イーサリアムというブロックチェーンのプラットフォームを分裂させる結果になり、業界全体に大きな衝撃が走りました。

 DAOは「Decentralized Autonomous Organization」の略で、特定の国や管理者に属さない自律分散型の組織をつくります。

 DAOのプロジェクト名になるのが、ベンチャーキャピタルの機能を目指した「TheDAO」です。

 独自発行のトークンを投資家が購入することで資金を集め、また別のプロジェクトに投資する仕組みになっていました。

 TheDAOは独自トークンを販売し、短期間で投資家から計150億円の資金調達に成功しましたが、プログラムのバグをハッカーに悪用され、集まった資金の3分の1以上が盗まれる事態になりました。

 結果として、イーサリアムのブロックチェーンを強制的に分岐させるハードフォークを実施し、イーサリアムはイーサリアム (ETH)とイーサリアムクラシック (ETC)に分裂しました。

EIP156はイーサリアムの創設者が提案

イーサリアムの創設者

 イーサリアム自体は、ビットコインのような通貨ではなく、分散アプリケーションを構築するプラットフォームなので、開発者がブロックチェーン上に任意のプログラムを書き込むことができます。

 この仕組みに従って、プログラムの脆弱性を突かれたハッキング被害に遭っても、開発者がハッキングされる前の状態に戻せることができるのです。

 不正なプログラムを修復する一方で、中央集権にとらわれないはずの仕組みが、自分たちの都合でハードフォークすることも可能になります。

Buterin氏が脆弱性の改善に言及

 創設者のButerin氏は、こんなコメント発表しました。「すべての場合において、資産の正当な所有者を数学的に証明することができ、資産が奪われるユーザーもいない」と。

 さらに、Buterin氏はEIP156を分析した上で「技術改良というより救済の観念を持ち、コミュニティの中で議論や討論を可能にする提案で、完全な支持を得ているわけではない」と続けました。

「コードなし」悪用される危険も…ユーザーが指摘

 一時的な救済処置ともとれる開発者のコメントに対し、ブロックチェーン企業の開発者は「それほど単純な問題ではない」と指摘。一部のユーザーからはEIP156が悪用される心配もでてきています。

 失われた資産を取り戻すためのEIP156ですが、ハードフォーク後にイーサリアムクラシックが誕生したことや、プロジェクトの失敗を救済する形でハードフォークを実施したことからも、否定的な声が上がり、すぐに実装できない現状があります。

EIP156はイーサリアムの救済処置になる?(まとめ)

救済する医者

 一連の事件でイーサリアムが凍結されるたびに行われるEIP156の提案。

 一部の有識者によると、パリティの開発者は高い技術力を持っているにもかかわらず、こうした事態が起こっていると警鐘を鳴らしています。

 また、TheDAO事件では、多くの非難を浴びましたが、イーサリアムのシステムに欠陥があったわけでもありません。

 こうした問題は一部の仮想通貨ではなく、業界全体の課題としてとらえなければいけない時代に来ているかもしれませんね。

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