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ビットコイン先物取引がシカゴのCBOE先物取引所で開始

2017年12月10日、シカゴのシカゴ・オプション取引所(CBOE)にビットコイン先物が上場され、ビットコインの先物取引が始まりました。ビットコイン先物の上場に関しては、「機関投資家の資金が流入し、ビットコイン取引市場が拡大して更に価格を押し上げる」など、事前に様々な予想がされましたが、1か月たった現在はどんな状況なのでしょうか。

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ビットコイン先物がシカゴで上場

https://coinspectator-com

引用元: https://coinspectator-com

2017年12月10日、シカゴのシカゴ・オプション取引所(CBOE)ビットコイン先物が上場され、ビットコインの先物取引が始まりました。

先進国の監督当局に認められた取引所に、ビットコインの商品が上場された最初のケースです。

さらにその1週間後の12月18日には、同じくシカゴにあり、北米最大のデリバティブ取引所であるシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)でもビットコイン先物が上場され取引が始まりました。

ビットコイン先物の上場に関しては、「機関投資家の資金が流入し、ビットコイン取引市場が拡大して更に価格を押し上げる」、「売り先行取引がやりやすくなり、ビットコインの上昇相場にブレーキをかける」など、事前に様々な予想がされましたが、1か月たった現在はどんな状況なのでしょうか?

CBOE・CMEとはどんな取引所?

シカゴのビル

ビットコインの先物取引自体は、これまでも取り扱っている取引所がありました。

例えば、ビットフライヤーの運営する取引所であるbitFlyer Lightningは、Lightning Futuresという名前でビットコインの先物取引を提供しています。

ただ今回は、金融の本場アメリカの、そのまた金融の中心地の一つであるシカゴにあり、世界に名前を知られた取引所にビットコイン商品が上場されたため、大きなインパクトがあったのです。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)とは?

CBOEは1973年にシカゴ商品取引所(CBOT)の一部として設立され、その後独立したデリバティブ取引所で、デリバティブ取引の取引量では世界有数の規模です。

個別銘柄株オプション、株価指数オプション、金利オプションなど様々なオプション商品が上場されています。

米国の主要株価指数の一つである「S&P500」を対象とするオプション取引の値動きをもとに、投資家心理を数値化した「恐怖指数(VIX指数)」を算出・公表していることでも知られています。

シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)とは?

CBOEのライバルであるCMEは、その起源を1848年にシカゴに設立された世界初の先物取引所に遡る歴史ある取引所で、商品先物・金融先物の取引を提供しています。

24時間取引が行える電子取引システム「GLOBEX(グローベックス)」を提供し、先物・オプションの国際的市場として知られています。

農作物・貴金属・金利・株価指数・外国為替・エネルギー等、幅広い分野の先物取引・先物オプション取引が行われていて、日経平均株価の先物・オプション取引も取り扱われています。

Bitcoin(ビットコイン)-BTCの価格チャート

ビットコイン先物取引とは?

お札と時計

一方、上場される「ビットコイン先物取引」とはどんな取引なのでしょうか?

現物取引とはどのように異なるのでしょうか?また、先物取引はどのように利用されるのでしょうか。

先物取引とは?

先物取引とは、「将来の予め定められた期日に、特定の商品(原資産)を、現時点で決めた価格で、売買する事を約束する取引」です。

例えば「3か月後に1BTCを150万円で売買する」といったようなイメージです。

先物取引の源流は江戸時代、18世紀の大阪で、商人達が気象条件などによるコメの収穫量変動が引き起こす値上がりや値下がりを見越し、収穫前から買付けや売付けをしていたことと言われています。

アメリカでは1840年代に、米国中西部の穀倉地帯における交通の要所であったシカゴで始まったと言われます。

現物取引との違い

先物取引と現物取引では様々な相違点があります。

主なものとしては、

①一定の証拠金を積めば取引代金全額がなくても取引できる、
②売りから開始することができる、
③決済は反対売買もしくは清算価格による差金決済で行う
といったところです。

①証拠金を積めば取引代金全額が無くても取引できる

先物取引では取引時に一定の証拠金を積んでいれば、取引代金全額が無くても取引が出来ます。

逆に言えば証拠金を積めば、その何倍ものボリュームの取引を行うことが出来る(レバレッジが効く)のです。

従って、購入したい投資家は用意する資金が少なくてすみ、購入取引をしやすくなります。

②売りから開始することができる

先物取引は将来の特定日に原資産(商品)を売買する約束ですので、取引を約定してから実行までに時間があります。

ですから、約定日時点で原資産を持っていない人も、まず売り取引を行っておき、約束した受渡日までに市場で原資産を購入して買い手に渡せば良く、原資産を持っていない人が「売り」から開始することが可能です。

③決済は反対売買もしくは清算価格による差金決済で行う

もともとは将来の期日に原資産の受け渡しをする取引だったのですが、現在、多くの先物取引は期日まで待たずに「反対売買」によって「差金決済」で清算されます。

例えば2ヶ月後に100円で1単位の資産を買う約束をしている人が、2ヶ月後に102円で1単位売る約束をすることで、差額の2円(=102円-100円)を受け取り決済を完了します。

反対売買をせずに期限に達した場合は、穀物などでは現物を引き渡すケースがありますが、金融商品先物では取引所が定めた清算指数(SQ)期限に強制的に差金決済されます。

先物取引の利用の仕方

先物取引が導入されることで、様々な相場感・価値観を持った幅広い投資家が取引を行うことが可能になります。

例えばビットコインの現物が1BTC=150万円、3ヵ月先物が153万円とします。

この場合、以下のように多様な相場観の投資家があり得ますが、先物を使うことでそれぞれに適した取引が可能です。

①価格上昇予想だが現時点の元手が小さい投資家

3ヶ月後に160万円まで上がると思っている投資家は、当然現物を購入しようとします。

しかしこの投資家が手元に80万円しかない場合、現物は0.5BTCしか買えません。

一方、先物の場合、一定の証拠金(CBORは35%、CMEは40%)を積めば良いので約200~230万円分のビットコインを買うことができ、清算は反対売買の差金決済ですみます。

②価格下落予想の投資家

価格が140万円に下がると思っている投資家は、153万円で「先物の売り」取引を行っておけば、3ヶ月後に140万円に下がったところで購入することで、153万-140万=13万円の利益を得ることができます。

③価格上昇予想だが、リスクは取りたくない投資家

上がるとは思うが万が一にも損するのは避けたいという投資家は、現物を150万円で買うと同時に、先物を153万円で売れば、3ヶ月後の実際の相場がどうであれ必ず153万-150万円=3万円の利益を得られます。

(勿論、160万円に上昇した場合、儲けは放棄することになりますが、140万円に下落した場合の損失も回避できます)

ビットコイン先物取引開始のインパクト

ウォール街の表示

今回のビットコイン先物のシカゴでの上場は機関投資家の資金をビットコイン市場に呼び込む効果が期待されています。

しかしこれは、価格上昇の期待をもたらす半面、相場の不安定化につながるのではないかとも懸念されているのです。

機関投資家はビットコイン投資に二の足を踏んでいる

機関投資家と言われるのは顧客の資金を預かって運用する大口投資家で、保険会社や銀行、年金基金、投資顧問会社などです。

規模が大きく、影響力・インパクトも絶大です。

一方、機関投資家は顧客の大事な資金を預かる立場なので、管理者の義務として「怪しい投資」「危険な投資」は行いません。

仮想通貨取引が大きなリターンを産んでいることを知っていても、仮想通貨を扱う取引所が小さくて不安定だったり、仮想通貨自体がその位置づけなどで不透明な状態だったりしたのでは、投資に二の足を踏まざるを得ません。

CBOE・CME上場で機関投資家が参入しやすくなる

CBOE、CMEでのビットコイン先物上場は、機関投資家にビットコイン投資を行いやすくする環境を用意します。

アメリカで歴史・伝統があり、当局の厳しい監督下にあるシカゴの2つの取引所が上場を認めたのですから、ビットコインがただの「怪しい商品」では無いという判断を下す材料になります。

また、機関投資家の専門的知識やネットワークに基づく多様な相場感にも、先物取引を使えば様々な形での取引で応えることが可能になります。

こうしたことから、今後、機関投資家の資金がビットコイン市場に流入し、市場が大きくなることが期待されるのです。

機関投資家の参入に対する懸念も

一方で、先物は売りから入ることも可能であるため、機関投資家による巨額の資金が売り側から入ってきた場合、ビットコインの相場を大きく引き下げる要因になるという懸念もあります。

これまでは個人取引が中心で、弱気の見通しの投資家は「買わない」だけで留まっていたのが、先物に機関投資家が入ることで「売る」という価格引き下げ圧力につながるという心配です。

ビットコイン先物上場から1ヵ月がたって

CBOE Futures チャート

引用元: Investing.com

ビットコイン先物がCBOEやCMEに上場されてから1ヵ月が経過しました。

果たして、ビットコイン先物の上場はビットコインのマーケットにどのような影響を及ぼした(もしくは及ぼさなかった)のでしょうか?

ビットコイン先物の動向

12月10日にCBOEにビットコイン先物が上場されました。

上場初日はアクセスが殺到して、インターネットでアクセス出来ないというトラブルもあったようですが、取引システムそのものは問題無く機能しました。

取引開始直後は若干、下げ気味の相場でしたがその後は上昇に転じ、急激な値動きを避けるためのサーキットブレーカーが2度発動されています。

上場後は12月18日に価格が19,000ドルを超えましたが、その後は下落基調に転じており、直近時点では2月限が10,300ドル程度になっています。

取引高も徐々に増加してきており、様子見だった機関投資家が少しずつ投資し始めているようですが、依然として手探り状態という印象は否めません。

ビットコイン現物の動向

ビットコインの価格は12月18日に一時2万ドルを超えましたが、その後は上下を繰り返しながらも下落基調となりました。

そして年が明けた1月18日になって1万ドルを切る水準までの暴落を記録しています。

ただ、その後は一進一退の状況で、直近では12,000ドル前後の水準です。

こうした下落基調がビットコイン先物の上場の影響かどうかは、現時点では明確に言い切ることは出来ません。

ただ、価格の動きを見ていると下げ基調ながらも上下を繰り返していて、1万ドルを切る水準まで下げた後も一定レベルまで値を戻すなど、一方的な動きは少なくなっているように見えます。

機関投資家の資金が入るようになって、多様な視点の投資家の立場が反映されるようになってきたということなのかもしれません。

今後はビットコイン先物の動きにも注目

双眼鏡で見る人

一般的に先物市場と現物市場の動きには、ある程度の相関性があると言われています。

日経平均株価と日経先物の連動性なども良く指摘されるところです。

ビットコイン先物についても、現物との間にある程度の相関性は見られるようになるのではないかと思われます。

とは言っても、ビットコイン先物は上場されてまだ1ヵ月ですし、機関投資家もこれまでのところは様子見といった部分が強かったと思われますので、ビットコイン先物市場の動きが現物価格にどう影響するのかは、もう少し見てみないとわからないというのが実状でしょう。

ビットコイン先物市場がどのように発展し、ビットコイン市場に対してどのようなインパクトを与えていくのか、今後も注意して見て行く必要がありそうです。

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